福島労働局は24日、福島県内で除染作業をする業者388社の68%にあたる264社で、労働基準法や労働安全衛生法違反が計684件見つかり、いずれも是正勧告したと発表した。 抜き打ち検査情報が漏洩(3/23) 1〜6月に立ち入り検査した結果、危険手当を含めた賃金などの労働条件を明示しない、賃金を払わないなどの労基法違反は473件、特別の安全教育の時間不足などの安全衛生法違反は211件だった。昨年4〜12月の前回調査で見つかった法令違反は業者の45%で、大幅に増えた。 東京電力福島第一原発周辺の除染で、業者が作業員に危険手当を払わず、不払いの事実を口止めしていた問題も、労基法(労働条件の明示)違反などと認定し、是正勧告した。 続きを読む関連リンク除染急務、でも働けず 民家に20人、仕事も日当もなく 自腹で待機1カ月超(7/20)除染手当問題「口止め拒否で解雇」作業員、労基署に申告(4/4)除