石川県警金沢中署は22日、金沢市野町、会社員今井稔祥(としひろ)容疑者(39)を建造物侵入と器物損壊の疑いで逮捕したと発表した。 逮捕は21日付。発表によると、今井容疑者は昨年10月14日午後6時頃から15日午前8時頃、白山市の公衆トイレの女子トイレに侵入し、洋式便器8台(被害額計約43万円)を壊した疑い。便器の上に乗り、上から踏みつけて壊したという。 県内では、昨年9月から12月にかけて、金沢、白山、小松市など40か所以上の公衆トイレで、便器のふたや便座などが壊される被害があり、ほとんどが女子トイレだった。今井容疑者は「仕事のストレスがたまっていた。女子トイレに入ったのは、スリルがあったから。40から50回は壊した」と供述しているといい、同署は余罪を追及する方針。