9日未明、兵庫県尼崎市内の警察署や交番で消火器が噴射されたり、窓ガラスが割られたりする被害が3件相次いだ。兵庫県警は同一犯の可能性もあるとみて、器物損壊などの容疑で捜査している。 9日午前0時50分ごろ、尼崎市浜田町の尼崎南署西分庁舎の正面玄関で、消火器が噴射された跡があるのを当直勤務中の署員が発見。その直後、東に約2・4キロ離れた同市昭和通の同署の正面玄関付近でも、署員が消火器がまかれた跡を見つけた。 午前1時50分ごろには、同市上坂部の尼崎東署上坂部交番の窓ガラス(縦1・3メートル、横80センチ)1枚が割られているのをパトロールから戻った署員が発見。近くにビール瓶の破片のようなものが散乱していた。交番は8日午後10時ごろから無人だった。