東京労働局は8日、毎日新聞を販売している東京都大田区内の新聞販売会社「西蒲田新聞販売」と「多摩川新聞販売」が、国の中小企業緊急雇用安定助成金計約270万円を不正に受給したと発表した。 同労働局や毎日新聞社によると、2社の経営者は同じ。西蒲田新聞販売は2011年7月~12年8月、多摩川新聞販売は12年5~8月、それぞれ社員2人が業績悪化で休業したように装い、同助成金を不正に受け取った。同労働局は、2社が不正受給した助成金の全額返還を求めている。 毎日新聞社広報担当は「事実関係や経緯を詳しく調査する」とコメントした。