カゲロウの死骸に覆われた歩道。踏みつぶされてわだちができている=14日午前7時15分ごろ、千曲市の千曲橋 千曲市の千曲川にかかる粟佐橋や千曲橋付近で13日夜、オオシロカゲロウが大量発生し、一帯を飛び交い死骸が路面を覆った。市内の主な橋を管理する県千曲建設事務所(千曲市)や近所の住民などによると、市内の橋付近では過去にもカゲロウが発生しており、ことしは12日夜から発生が目立ち始めたという。 同市粟佐の会社員、市川主計(かずえ)さん(46)は13日午後7時すぎ、粟佐橋近くを通った際にオオシロカゲロウが大量に飛んでいるのに気付き、カメラで撮影。上流の千曲橋でも辺り一面に舞い、「羽の音がすごく、雪が降っているみたいだった」という。「多かれ少なかれ毎年発生しているが、ことしのような大量発生はここ数年なかったと思う」と話している。 筑波大菅平高原実験センター(上田市)の町田龍一郎教授(昆虫比較発生