関東大震災の復興橋梁(きょうりょう)として造られ、ドラマ撮影や歌の舞台にもなった「聖橋(ひじりばし)」(東京都千代田、文京区)の初の大規模補強工事が、二〇一三年度から始まる。都建設局は「工事であと百年もたせる」と説明する。 聖橋は御茶ノ水駅そばの神田川に架かる長さ約九十二メートルの鉄筋コンクリートアーチ橋。湯島聖堂と東京復活大聖堂(ニコライ堂)をつなぐ橋として命名された。関東大震災後の復興の一環で一九二七年に造られ、調査で震度7に耐えられることが判明。日本武道館を手掛けた建築家山田守氏がデザインした。