香港で17日夜、日本人の夫婦が男に殴られてけがをした事件で、香港の警察は18日夜遅く、地元に住む31歳の男を容疑者として拘束し、日本政府による沖縄県の尖閣諸島の国有化との関連も含めて動機などを詳しく調べています。 この事件は、17日夜、香港市内の鉄道の駅の近くで30代の日本人夫婦が散歩中に男に殴られてけがをしたものです。 夫婦から話を聞いた香港の日本総領事館によりますと、男は夫婦に英語で「日本人か」と話しかけたあと、いきなり殴りかかったということで、香港の警察は傷害事件として捜査していました。 その結果、18日夜遅く、地元に住む31歳の男を容疑者として拘束しました。 警察はその後、男を保釈し、容疑を認めているかどうかは明らかにしていませんが、香港を含む中国各地で日本政府による沖縄県の尖閣諸島の国有化に抗議する反日デモが行われていることから、これとの関連も含めて動機などを詳しく調べ、男を起訴