13日発生した淡路島を震源とするマグニチュード(M)6・3の地震。近畿で震度6弱以上を観測したのは、1995年1月の阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)以来となった。専門家らは阪神・淡路のほか、近い将来の発生が懸念される南海トラフ地震との関連に注目。余震に加え、西日本での新たな地震への警戒を呼び掛ける。 今回の地震は、六甲山から淡路島に延びる断層帯の南端付近で発生した。阪神・淡路大震災のときに動いた野島断層の延長線上にあたる。 神戸大学都市安全研究センターの吉岡祥一教授(地震学)は「阪神・淡路と同じ東西方向からの圧力で起きており、関連性が高い」と指摘。「その後のプレートの動きで、18年前には動かなかった断層にひずみがたまり、今回の地震につながったのだろう」と推測する。 川崎一朗京都大名誉教授(地震学)も「大きな揺れを起こした断層の延長線上にはひずみが集中し、破壊が起こりやすい」と述べる。「今