政府は、新興企業や中小企業がインターネットを通じて投資家から資金を調達しやすくなる「クラウド・ファンディング」と呼ばれる制度について、検討を始めることになりました。 麻生金融担当大臣は、5日に開かれた金融審議会に、企業が株式と引き換えにインターネットを通じて多くの投資家から小口の資金を集めることができる「クラウド・ファンディング」と呼ばれる制度の整備などを諮問しました。 この制度は、信用力や知名度が低いため、投資家から資金を調達するのは難しい新興企業や中小企業などでも資金調達しやすくなると期待されています。 審議会では今後、インターネットを利用する「クラウド・ファンディング」で、証券会社以外でも企業の株式による資金調達を仲介できるよう規制緩和などを検討することにしています。 また、これとは別に、審議会では証券取引所に上場していない株式を取り引きする制度の見直しや、上場に必要な事務負担を軽く