トラック業界を取り巻く環境は、年々厳しさを増している。燃料価格の高騰や過当競争、自動車関係諸税や高速道路料金などの負担などが挙げられるが、最重要視しなければならないのは、若手ドライバーの確保ではないだろうか。社会的背景に起因する少子高齢化、中型免許制度の創設と、人材確保への壁は厚い。車離れが進む中、若者はトラック業界にどんな印象を持っているのだろうか。 高校卒業後の進路状況について、文科省の「学校基本調査」では平成25年3月の卒業者は100万5325人。そのうち53.2%が大学・短大への進学、17%が専修学校など、16.9%が就職、4.9%がその他となっている。就職者は約18万4800人と、前年より増加しているが、リーマン・ショック以降は20万人を切っている。産業別で見ると、製造業や建設業への就職が約50%の数値を占める。 そこで、物流業へ就職を希望する生徒がいるか、愛知県内の自動車科を併