クリックして拡大する東日本大震災の翌12日に撮影した画像と、2010年に撮影した画像を組み合わせたもの。黄色い部分は震災前同様に電力供給が行われている地域。仙台など赤い部分は、2010年当時と比べて停電している地域(NASA提供、ロイター) 東京電力の藤本孝副社長は22日夜の会見で、今夏の電力供給について、「大幅に足りない。(計画停電は)今の見通しだと避けられない」と述べた。東電は地域ごとに交代で電気を止める計画停電を4月末でいったん打ち切る方向で検討しているが、冷房需要が増える夏の計画停電の実施が避けられなくなった。 東電では、既存の火力発電所の稼働率を高めるなどして4月末までに供給力を約4200万キロワットに拡大する予定で、節電効果や暖房の需要減を考慮した現状の3千万キロワット台後半の需要を満たす。このため、同月末に計画停電をいったん打ち切る見通しだ。 東電は、今夏をめどに供給力を約5