新潟県津南(つなん)町(人口約1万1000人)で30日に投開票された町議選で、初当選した東大大学院2年の桑原悠(はるか)さん(25)。無所属ながら、有効投票数7452票のうち、1144票を獲得。2位以下の当選者をWスコアで引き離して見事トップ当選を果たした。一体どんな女性なのか。 同町出身の桑原さんは、県立高を卒業後に早大に進学。東大大学院に進み、公共政策を学び、大学院のゼミでは元岩手県知事、増田寛也氏(59)の薫陶を受けた。 出馬は、東日本大震災の翌3月12日に発生した長野県北部地震で、震度6弱の強い揺れに見舞われた故郷の惨状を見て決意した。 町議選には定数16に17人が立候補。桑原さんは県内での内定先を断り、背水の陣で選挙戦に臨んだという。町議としての目標に「議会改革」を掲げる桑原さん。任期は11月10日から4年間。