8月下旬、英エコノミスト誌からの記事「激変するアジア社会:結婚しない女性たち」を見て、非婚化傾向を追ってきた立場でフォローしようと思いました。2004年の合計出生率は日本が1.29と下がって騒いでいるのに、韓国1.16、台湾1.18、シンガポール1.24、香港0.93とアジア工業国(地域)は一段と低い状況です。欧米と違って婚外子があまりいないアジアですから、この数字は非婚化の進展を表しています。人口を維持するには2.1が必要です。 JICAの「2.主要国の少子高齢化と経済成長」に「合計出生率の推移(実績と予測)」があるので引用します。1960年代に既に「2」台に落ちていた日本に比べて、他の諸国は高い出生率から1970年末、一気に「2」台に突入し、21世紀に入って日本を下回っていくのが見えます。 英エコノミスト誌は「多くのアジア人は結婚を先送りしているのではない。一生結婚しないのだ。日本では