東電の不動産 簿価で1兆円超 9月2日 2時51分 福島第一原子力発電所の事故の賠償金をねん出するため、東京電力の財務状況などを調査している政府の委員会は、東京電力が保有する不動産が、取得した時点での価格、いわゆる「簿価」で総額およそ1兆1000億円に上ると算定したことが分かりました。 政府の「東京電力に関する経営・財務調査委員会」は、原発事故の賠償金をねん出するため、東京電力が保有する不動産や株式といった財務状況などを調査しています。この中で、東京電力が保有する不動産は、取得した時点での価格、いわゆる「簿価」で総額およそ1兆1000億円に上ると算定したことが分かりました。この内訳は、▽発電所など「電気事業関連」が7000億円、▽厚生施設やビルなどの「非電気事業関連」は4000億円になるということです。これらは現在の価格を示す「時価」で見積もると、総額が大きく上回る可能性が高いとみられてい