「初音ミク」が発売されてから、8月末で1年になる。ブームは落ち着いてきたものの熱心なユーザーは多く、新規ユーザーもコンスタントに増えている。開発したクリプトン・フューチャー・メディアの佐々木渉さんは「初音ミクのイメージを固定させず、新規ユーザーにも1年前と同じぐらいの可能性を残したい」と話す。 初音ミクは、ヤマハの「VOCALOID2」を使った歌声合成ソフト「キャラクターボーカルシリーズ」第1弾製品として、同社が昨年8月31日に発売し、これまでに累計で約4万本出荷した。今年2~3月ごろに売り上げは落ち着いたというが、今でも1週間に300本程度売れているという。第2弾の「鏡音リン・レン」(昨年12月発売)は累計約2万本を出荷。ミクやリン・レン購入者のうち、実際に楽曲制作に利用しているアクティブユーザーは1万~1万5000人程度とみている。 通常の楽曲制作ソフトの出荷数は300~600本程度と
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