岡山県が県内の小中高校生を対象に4年ぶりに行った「青少年の意識等に関する調査」で、人付き合いが苦手、安定した職業を選択する―などの回答が前回より増え、若者に“内向き傾向”“安定志向”が強まっていることが分かった。県は、コミュニケーション能力の低下、厳しい雇用情勢などが背景にあるとみている。 自分の性格について「人とつきあうのが苦手」との設問に対し、計37・5%が「そう思う」「ややそう思う」と回答。前回調査で33・5%だったのに比べ4・0ポイント増えた。内訳は、高校生で45・8%に上ったほか、中学生35・9%、小学生でも28・3%に達した。 「自信を持ってやれることがない」との問いも、38・2%が「そう思う」「ややそう思う」と答え、前回比2・5ポイント増だった。 中高生に対し、職業選択の条件を聞いた設問(回答は二つまで)では、「安定していて長く続けられる」が同7・8ポイントの大幅増となり48