[東京 18日 ロイター] - 黒田東彦氏が日銀総裁に就任して20日で1年が経過する。日本経済は4四半期連続の成長を見せ、日銀が掲げる2%の目標に向けて物価も上昇、「デフレ脱却はしてないがデフレではないという状況」(安倍晋三首相)が生まれている。一方で、円安下における鈍い輸出の伸びや様々なリスクを抱える海外経済、消費増税の影響など日本経済の先行きには不透明感が増している。 デフレ脱却に向け確実な道のりを歩んでいるのか、それとも日銀の想定を超えたリスクが待ち受けているのか──。ロイターは金融政策に詳しい識者や政府関係者らを対象にした連続インタビューを企画、「異次元緩和」の効果を検証し、これからの金融政策の展開を探る。
![〔黒田日銀1年〕金融緩和は現時点で十分、消費増税10%見送りが最大のリスク=ポーゼン氏](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/81249d02cf8ff140f7c1bbd5a07e6fe80554d0d3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjp.reuters.com%2Fpf%2Fresources%2Fimages%2Freuters%2Freuters-default.webp%3Fd%3D206)