常用漢字は「外字」なのかの読者から、常用漢字の「頰」は富士通JEFでは第1水準漢字だ、との御指摘をいただいた。うーむ、確かに、言われてみればそうだ。「頰」だけじゃなく、「剝」も「塡」もJEF第1水準だ。とすると、私(安岡孝一)が書いた はシャレでも何でもなく、JEF第1水準とJEF第2水準で常用漢字はカバーできるので問題ない、と榎並利博は本気で考えている可能性があるわけだ。 しかし逆に、常用漢字の「喝」や「褐」はJEF拡張漢字なので、富士通JEFの立場からすると第1水準でも第2水準でもない。同様に、常用漢字の「頻」や「遮」や「塚」や「媛」や「隙」や「拳」や「麺」も、富士通JEFでは拡張漢字だ。つまり、JEF第1水準と第2水準でも、現在の『常用漢字表』2136字はカバーしきれないのだが、さて、榎並利博の考えるJIS第1水準とJIS第2水準っていうのは、どういう字体をしているのだろう?