1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」 SPORTS セカンド・オピニオン サッカーから野球、大相撲や陸上に至るまで、あらゆるスポーツニュースを独自の視点で解説!スポーツニュースの「セカンド・オピニオン」を目指します。 バックナンバー一覧 4月5日、2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が大会前後の神宮球場使用中止を要請していることが明らかになった。 組織委が使用中止を求めているのは、以下の理由からだといわれている。 ●メイン会場の新国立競技場周辺は通行止めなどのセキュリティー対策が不可欠で
東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年、自分が長年にわたって応援する東京ヤクルトスワローズが本拠地としている神宮球場を東京オリンピック・パラリンピックの開催にあたりセキュリティ対策とともに、資材置き場などとして5月から9月までの間、オリンピック実行委員会が使用したいという申し入れが明治神宮側にあった旨が報道された。 この問題に対して、スワローズファンの1人として様々な思いを抱いている。そこで当ブログでは「神宮球場2020年問題」に関して、私感を複数回記してみた。 現在の自分が感じている思いは、神宮球場に対する野球ファンの思いは非常に深いものがあるというものである。 日本の野球史にとって、神宮球場は重要な位置付けを担っている。プロ野球の本拠地として使用を認められてからは半世紀強だが、1世紀近く学生野球のメッカであり続け、かつては日米野球などの舞台ともなっていた。 西の甲子園球
「やる気あんのかコラー!」 「てめぇらプロじゃねぇ、辞めちまえ!」 その日のスタンドからの野次はいつになく強烈だった。 8月27日のヤクルト戦。阪神が混戦のセ・リーグから抜け出すためには是が非でも取りたい3連戦の初戦だった。レフトから3塁側までのスタンド一帯は、例によって気合い十分の阪神ファンが集結し、強烈な声援を送ったが、試合の方は館山に完封負け。いいところなく0-6で敗れ去った。 試合終了後。ベンチからクラブハウスへ戻る三塁側内野席の目の前を敗軍の行進がはじまる。フェンス一枚隔てた先からは、名前を呼んで奮起を促す有難い声に交じり、容赦のない罵声がダイレクトに選手を襲う。その距離わずか1~3m。聞こえているのか、いないのか。ある者は俯きながら、またある者は記者と話しながら、気まずい空気の中を平静を装った風で足早に去っていく。 あるセ・リーグの選手は言う。 「この道はどこよりもお客さんとの
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