カーリングのパシフィック・アジア選手権代表決定戦最終日は20日、北海道北見市のアドヴィックス常呂カーリングホールで行われ、男子で平昌冬季五輪出場のSC軽井沢クが日本選手権覇者のチームIWAIを10-3で下し、通算3勝1敗で代表に決まった。 チームIWAIは真っ向勝負を演じたが、精度の高いショットを続ける相手に完敗した。32歳のスキップ岩井は「五輪チームの強さを肌で体感した」と力量差を認めるしかなかった。 ただ、現在のチームは今季結成したばかりで伸び盛りとあって、18歳で最終2投を任せられている青木は「自分たちがミスしなければ勝てる」と手応えをつかんだ様子だ。恐れ知らずの後輩を岩井は「謎の自信がある」と頼もしげに見やった。
カーリングのパシフィック・アジア選手権代表決定戦第2日は19日、北海道北見市のアドヴィックス常呂カーリングホールで行われ、女子で平昌冬季五輪で銅メダルに輝いたLS北見が日本選手家入賞の富士急を3連勝で退けて代表に決まった。世界選手権の出場権を懸けて今秋開催予定のパシフィック・アジア選手権に出場する。 富士急は五輪メダリストの壁にはね返された。第3戦でようやく接戦に持ち込んだものの、最後はショットの精度で及ばず。スキップ小穴は「相手が一枚も二枚も上手だった。実力差を大会中、感じていた」と潔かった。 氷への順応に時間がかかり、3戦通じて常に後手に回った。今季は世界選手権も初めて経験した小穴は「(LS北見は)ミスショットが(別プランに切り替えられるなど)完全なミスショットにならなかったりという精度の差があった。私たちも世界で戦えるチームになりたい」と気持ちを新たにしていた。
平昌五輪カーリングで日本勢初の銅メダルを獲得した女子代表、LS北見の藤沢五月、吉田知那美、吉田夕梨花の3選手が、3月に青森市で開催される日本混合ダブルス選手権に、日本カーリング協会推薦枠で出場することが25日、関係者への取材で分かった。男子代表のSC軽井沢クの3選手とペアを結成する。 藤沢は山口剛史、吉田知は清水徹郎、吉田夕は両角友佑と組む。優勝ペアは4月にスウェーデンで行われる世界選手権に出場する。 混合ダブルスは平昌冬季五輪で新採用され、強化と普及の点から日本協会推薦枠を昨年から導入した。昨年は女子で五輪3度出場の小笠原歩が阿部晋也とのペアで推薦枠参加して優勝。世界選手権に臨んだが五輪出場枠を逃した。(共同) 平昌五輪特集へ
平昌五輪第13日(21日、江陵カーリングセンター)カーリング男子1次リーグで、SC軽井沢クラブの日本(世界ランキング8位)が韓国(同16位)との最終戦に4-10で敗れ、通算成績4勝5敗で予選敗退となった。日本はリード両角公佑(29)、セカンド山口剛史(33)、サード清水徹郎(30)、スキップ両角友佑(33)のメンバーで臨んだが、第6エンドに4点を奪われたのが響いた。 --戦いを終えてどんな気持ちでしょうか 両角友「残念ですけど、とりあえず終わったなという感じです。この一年間、この大会のために頑張ってきましたし、自分たちも最後の試合ね、ちょっとショットがよくなかったですけど、それも自分たちの実力だと思います。今、出せるものが出せなかったというのを、また次のどこかの大会でしっかりと晴らせればと思います」 --初めてのオリンピックはどんな大会でしたか 両角公「本当にすごく楽しみにしていたので、も
日本-カナダ。第4エンドでの(左から)吉田知、鈴木、吉田夕、藤沢(手前)=江陵カーリングセンター(撮影・納冨康) 平昌五輪第11日(19日、江陵カーリングセンター)カーリング女子1次リーグでLS北見の日本(世界ランキング6位)はソチ五輪金メダルのカナダ(同1位)と対戦し、3-8で敗れ、4勝2敗となった。勝利したカナダは3勝3敗。1次リーグは10チームの総当たりで争われ、上位4チームが準決勝に進む。 試合後のインタビューで、スキップの藤沢五月(26)は女王カナダとの対戦を振り返り、「相手がどうこうっていうよりかは、自分たちがいつもの試合ができなかったなあっていうのが本当に反省になったので、前半からしっかり集中してアイスを読むこと、しっかりコミュニケーションを取ることが次の試合も大事になってくるかなと思います」とコメント。午後にはスウェーデン(同5位)との対戦を控える。「今回の負けは、いい負け
カーリングの世界選手権出場を懸けたパシフィック・アジア選手権第2日は3日、オーストラリアのエリナで1次リーグが行われ、この日始まった女子で平昌冬季五輪日本代表のLS北見は、初戦で同五輪代表が出場した韓国に5-8で敗れた。中国との第2戦も3-5で落として開幕2連敗。 LS北見は9月の五輪女子日本代表決定戦では控えだった本橋が、鈴木に代わってセカンドで初日の2試合に出場。2戦とも黒星で好結果につながらなかったが、チーム創設者の一人で31歳のベテランのショットは上々で、スイープも懸命にこなした。 大会期間中は試合への集中を優先するチーム事情でコメントはしなかった。小野寺コーチは「麻里(本橋)の調子がいいし、現状で使える選手を使ったということ。どのポジションでもできるから」と起用の理由を説明した。(共同)
玄人好みのプレーと、真顔にジョークを忍ばせる『今浪節』。クセになる独特の存在感を持った野球選手だった。 現役引退から1週間。日本ハム、ヤクルトで活躍した今浪隆博内野手(33)は各所へのあいさつ回りに忙しい。「楽になった感じもあるし、自分で引退しましたと言うのに言葉に詰まる感覚もあった。でも、今はすっきりしています」 今季は薄氷を踏む日々だった。古傷の右膝痛に加え、2月に発症したヘルニアによる腰痛も再発。それが回復して試合に出ると、今度は昨年8月に発症した甲状腺の病気「橋本病」の症状が牙をむいた。 朝起きると両目や手足がパンパンに腫れ上がり、指も腫れて腕時計が手首まで通らなかったこともある。辛かったのは、甲状腺ホルモンの分泌が低下するために起こる抑うつ症状。「誰ともしゃべりたくない、放っておいてほしい…。みんなに気をつかわせるし、首脳陣も使いづらいだろうな、と思うと余計辛かった」 検査を受け
右肩の手術を乗り越えたヤクルト・平井諒投手(25)が、8月25日の中日戦(神宮)で3年ぶりの勝利を手にした。 延長十一回に登板。1回を無失点に封じ、味方の攻撃につなげた。すると、相手投手の暴投でサヨナラ勝ち。7年目右腕に今季初勝利が転がり込んだ。2013年4月7日のDeNA戦以来、実に1236日ぶりの白星だった。 試合後。初めて上がった本拠地・神宮のお立ち台。平井はまず「初めまして、平井諒です」とあいさつ。続けて「1点も与えないよう、気迫で投げました。緊迫した試合で緊張感がありました。もう1イニング投げる予定でしたが、試合を決めてくれないかなと祈るような思いでした」と試合を振り返った。 長い道のりだった。平井は2010年、愛媛・帝京五高からドラフト4位で入団。150キロを超える快速球を武器に12年に1軍初登板を果たすと、22試合に登板した。右肩に痛みが発症したのは翌13年。同7月に右肩のク
何を基準にすればいいの? 捕手・鶴岡(右)は走路上に立っているが、タイミングがアウトだから、と判定は覆らず (撮影・塩浦孝明) (セ・パ交流戦、ヤクルト4-6ソフトバンク、2回戦、1勝1敗、15日、神宮)いったい、何を基準にすればいいのか-。15日のヤクルト-ソフトバンク2回戦(神宮)で、コリジョン(衝突)ルールをめぐる、微妙なケースが起きた。 ヤクルトが2点目を挙げ、なお七回無死二、三塁。3点差で、反撃ムードが高まった。坂口の一ゴロで三走・荒木が本塁へ突入。ソフトバンクの捕手・鶴岡はファウルラインの延長線上に立ち、明らかに走路をふさいでいたが、アウト。審判団は約4分間のリプレー検証を行ったものの、判定は覆らなかった。 「映像を見たが、ラインをまたいでいるのは明らか。コリジョン(衝突)ルールの適用の範囲内。非常に腹立たしい。どういう経緯での判断なのか、説明もない」 収まらないのは真中監督だ
ああ、こうやって失敗を消化していくのだな、と思った。 2-2で引き分けた、9月13日のドラゴンズ戦。スワローズは九回一死三塁、中村がカウント2-2からスリーバントスクイズ。これが空振りとなり三振。走者・三輪も挟まれて併殺。勝ち越し機を逸した。 なぜスリーバント? ベンチの焦り? 大丈夫なのか? そんな疑問、不安に、真中監督は明快に答えた。「無警戒のケースだと思ったからね。次の回からバーネットが行くから、何とかしたかった」。三木コーチも同様だ。「今年、スクイズのサインは2度目かな。直前にワイルドピッチがあったから、低めへの変化球はないだろうと考えた。中村はバントが上手だし、スライダーがないなら…」。監督と作戦コーチの意見は一致していたという。 決断には、確かな根拠があった。野村克也氏は「試合ではなく、勝負をしろ」という。「試し合い」では駄目なんだ、と。その点でいえば、スリーバントスクイズは「
阪神、巨人との三つどもえから抜け出す「劇薬」になったのは9月18日、バレンティンの復帰だった。「劇薬」とあえて書くのは、チームの根本を揺るがす危険性をはらんでいたからだ。 5月に左太ももの手術を受け、米国でマイペースに調整してきた。再来日後は2軍戦2試合で6打数無安打3四球。打てないだけならともかく、守れないなら投手のリズムを崩し、走れないなら機動力を生かしてきた打線が分断される恐れがあった。チーム一丸の輪を乱すのではないか…。 復帰戦の試合前ミーティング。作戦担当コーチの三木が野手を、投手コーチの高津が投手を集めて、語りかけた。 「バレンティンはまだ100%じゃない。守備や走塁で『アイツじゃなければ…』というプレーが出てくるかもしれない。でも、優勝するために必要だから呼んだ。受け入れてほしい」 当たり前のことを当たり前にやる、という意識を徹底してきたチームでの特例。野手の輪の中で「何か言
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