将棋世界1992年5月号、神谷広志六段(当時)の順位戦C級2組最終局レポート「泣け!!」より。 9回戦の杉本-先崎戦は壮絶な将棋だった。必敗形となった先崎が自陣にありったけの駒を投入。奇手を連発してネバる様はすさまじく、この将棋を並べた人は一様に「ウヘ!!」「へ~」と驚いたものだった。だがそれも報われずについに敗戦。約5ヵ月続いた自力が消滅したショックは大きかったろう。 2月終わり、先崎、神谷それに囲碁の棋士数人と飲んだ時、先崎がらしくない愚痴をポツリともらし「冗談じゃねえ、オレ達碁打ちほ方がずっとキツイ勝負をしているんだ。甘えんじゃねえ」と猛烈におこられて、普段酔っ払ってわめいているはずのぼくがなだめ役になったりした。 その先崎は関西で森安(正)と対戦するためここにはいない。それが物足りないなあと思いながら3階の事務室に行くと、有森がいて朝から「疲れました」を連発している。すでに昇級を決
公式戦連勝記録を「28」とし、感想戦後に笑顔を見せる藤井聡太四段=大阪市福島区で2017年6月21日午後5時18分、貝塚太一撮影 将棋の史上最年少棋士、藤井聡太四段(14)は21日、大阪市福島区の関西将棋会館であった第67期王将戦(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)1次予選で澤田真吾六段(25)に99手で勝ち、神谷広志八段(56)が1987年に達成した歴代1位の連勝記録、28連勝に並んだ。 14歳の新鋭の快挙に、将棋界の先達からは祝福と期待の声が上がった。 1987年に28連勝を果たし、連勝記録1位を保持する神谷広志八段は「こういう日が来るかもしれないと考えていたが、まさかデビューから無敗で私の記録に並ぶ人がいるとは、夢にも思いませんでした。将来のスーパースターと一瞬でも肩を並べることができ、とても光栄です」とコメントした。
将棋世界1997年1月号、神谷広志六段(当時)の「待ったが許されるならば……」より。 一昨年浜松に越して依頼、歯磨きと散歩がささやかな楽しみというきわめて退屈な毎日を送っている。 当然ここに改めて書く程の面白い体験などとは無縁。どうすればいいのか困ってしまったがもう一つの趣味であるアニメを生かし、スタジオジブリの宮崎&高畑作品について私なりの批評というか感想をダラダラと書いてお茶をにごすことに決めた。アニメに興味のない方には読むだけ時間の無駄と思われるので即ページをめくることをおすすめする。 「風の谷のナウシカ」 私をこの世界に誘ってくれた記念すべき作品。最初観た時は大変感動したものだが今の目で見るとなんだか全体的に力が入り過ぎている印象。それと主人公のナウシカばかりが強調されて他のキャラクターの存在感が弱い。強過ぎる女性は私苦手なんです。 「天空の城ラピュタ」 私が最も好きな作品。これか
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