テニスのウィンブルドン選手権第3日が22日、英国・ロンドン郊外のオールイングランドクラブで行われ、女子シングルス2回戦ではクルム伊達公子(エステティックTBC)が第23シードのビーナス・ウィリアムズ(米国)相手に善戦したものの、惜しくもセットカウント1−2(7−6、3−6、6−8)で敗退した。 この日は雨。閉じられた屋根の下で、本場テニスファンがクルム伊達のクラッシックなプレーを堪能した。5度の優勝を誇るビーナスと大会最年長40歳の日本人の対戦は、恐らく、おおかたの予想とは違う展開になった。 クルム伊達が第1セットの第1ゲームをいきなりサービスブレークすると、得意のレシーブゲームで本領を発揮。相手のビッグパワーにしっかり対応しながら、巧みにコースを打ち分けて主導権を握った。第3、第5ゲームと3連続ブレークして5−1。ビーナスも徐々に態勢を整えてきた。時速120マイル(約193キロ)のサ