スウェーデン・エステルスンドで開催中のカーリングミックスダブルス世界選手権で、日本代表の山口剛史(SC軽井沢クラブ)と藤澤五月(ロコ・ソラーレ北見)ペアは、世界ランキング4位の強豪ロシア代表に競り勝ち、通算成績を2勝2敗とした。 初戦のニュージーランド、続くエストニアと連敗スタートとなった日本は、世界戦特有の曲がり滑るアイス、クセのある石、ミックスダブルスで求められるタップやレイズの細かな精度に戸惑っていた。山口は「作戦もアイスも投げもどれも分かってなかった」と苦笑いで振り返るが、負け試合の中で勝つための方法を探り続けた。 藤澤が「特にエストニアのショットや作戦が参考になった」と語ったように、空き時間もホールに足を運び他チームの試合を観察し、JDコーチや長岡はと美コーチらとリスクを減らし先攻でも相手にプレッシャーをかけるショットセレクションを話し合った。山口はロシア戦で「フォース」、つまり