文:福アニー、写真:有村蓮 2018年の平昌オリンピックで、見事銅メダルを獲得したカーリング女子日本代表の「ロコ・ソラーレ」。彼女たちが試合中に発する「そだねー」は同年の「新語・流行語大賞」にも選ばれ、世間を大いに賑わせた。あれから1年。現在は選手としての活動を休養し、チームのサポートに回ることを決めた「マリリン」こと本橋麻里さんが、初の著書となる『0から1をつくる 地元で見つけた、世界での勝ち方』(講談社現代新書)を刊行した。「私はこの本を『すべての頑張っている人』、もっと言うと、何かに向かっている人、変わろうとしている人に読んでほしいのです」という本書。本のなかで伝えたかったことや周りとのコミュニケーションを経ての気づき、仕事と家庭の両立、地方への想いなどをたっぷり聞いた。女性として、アスリートとして、ビジネスマンとしての彼女の言葉が、働く同世代――仕事に悩んでいる人や人生を模索してい