【カイロ=今村実】ラジハ国防相ら政権要人が暗殺され、内戦が激化の一途をたどるシリアで十九日、首都ダマスカスの政府庁舎近くでも戦闘が発生した。アサド大統領の側近集団が直接狙われたことで、政権側は強く動揺しており、大統領自身が首都を離れたとの情報もある。反体制派「自由シリア軍」はさらなる攻勢で揺さぶりをかけ、軍の離反を促す戦術とみられ、体制崩壊まで、数週間程度かかるとの見方も出ている。
【都江堰(とこうえん)(中国四川省)=朝田憲祐】死者・不明者が約八万七千人に上った四川大地震は来月十二日、発生から三年になる。校舎倒壊で子どもを亡くした親たちは、地元市政府の手抜き工事を追及してきたが、解決の糸口は見えず、無力感に包まれていた。 児童・生徒約二百七十人が犠牲になった都江堰市の新建小学校を二十一日に訪ねた。当時九歳の喩世航(ゆせいこう)君を亡くした父親は昨年、手抜き建設を意味する「豆腐渣工程(おから工事)」を皮肉った宴会を開き、市政府を批判してきた。だが今は闘う気力を失っていた。
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