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権力と差別に関するyomimonoyaのブックマーク (2)

  • <剥き出しの生>と非常事態 - 過ぎ去ろうとしない過去

    3月11日の夜、菅直人首相は大震災の発生後、初めての首相会見を開いた。わたしはそれをテレビで見ていたのだが、強烈な違和感をもったことを覚えている。会見の内容自体は、震災直後に首相が発するコメントとしては無難なものだったと思う。問題は、その呼びかけ対象である。かれは、終始「国民」ということばを使っていた。「住民」でも「市民」でも、いろいろ選びようがあったはずなのに、である。少なくとも、東北地方に一人の外国人もいないなんてことはありえない。ぼくはそのうち外国人へのフォローがあるのだろうと見ていたのだが、結局最後までかれは、「国民」に呼びかけるのみで、それ以外のことばは一度も用いられなかった。 菅首相のコメントに呼応するかのように、次の日からあらゆるマスメディアでは「国民」あるいは「日」の文字がおどった。東北地方で起きた大震災および津波の被害は、何の留保もなく「(日)国民の危機」と同一視され

    <剥き出しの生>と非常事態 - 過ぎ去ろうとしない過去
    yomimonoya
    yomimonoya 2011/06/28
    自らが拠って立つ諸関係のありようをまず自覚すること。そこから見えること見えないことが何かを想像すること。――ひとつ、ひとつ、解きほぐしてゆくしかないけれど。
  • 虚妄の言説 - Arisanのノート

    最近、こういう物言いが一段と増えてきて目に余るので、一言言っておかないわけにいかない。 東日大震災:福島第1原発事故 崩壊した「ゼロリスク社会」神話=中川恵一 http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110525dde018040043000c.html ただし、喫煙や飲酒などは(リスクと知らない場合も多いかもしれないが)、“自ら選択する”リスクといえる。一方、原発事故に伴う放射線被ばくは、自分の意志とは関係ない“降ってわいた”リスク。放射線被ばくは自分では避けられないという意味で、受動喫煙に近いタイプのリスクといえるだろう。 今回の原発事故によってあからさまになった、原発という存在そのものが体現している悪の質は何かというと、それは権力の問題であり、差別や搾取によって成り立っている我々の社会と生活、ということである。 社会の中で弱い立場

    虚妄の言説 - Arisanのノート
    yomimonoya
    yomimonoya 2011/05/28
    「それは決して「降ってわいた」ものではなく、権力の不当な不均衡と、それを維持したいと願う連中の邪悪な欲望によって、数知れぬ無名の人たちに押し付けられる「リスク」であり、暴力なのだ」
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