佐賀県は、九州電力玄海原発(同県玄海町)で事故が起きた際、素早い避難が難しい要援護の高齢者や離島住民が一時屋内に退避できるように、原発近くの施設に換気設備をつけるなど外部の空気を遮断するように改修する。事業費18億円を盛り込んだ一般会計補正予算案を、19日開会の県議会に出した。 県消防防災課によると、対象となるのは、玄海原発から5キロ圏内の特別養護老人ホーム2施設と、30キロ圏内の七つの離島の小中学校や公民館1カ所ずつの計9施設。外から屋内に放射性物質が入らないようなフィルターを付けた換気設備を設置したり、出入り口を二重に改修したりする。国の緊急経済対策を活用し、改修経費全額を市町に補助する。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら