誤解のないように言っておきますが、「だから日本企業も即変わらないとだめだ」と言っているわけではありません。もちろん変われば日本にとって広く大きくプラスになるでしょうが、日本で株主資本主義が受入れられない理由は良く理解できるものであり、それを簡単に変えろというのは、現実的ではない気がします。 米英では、株主資本主義の重要さを説明する際、東インド会社時代に生まれたとされる出資者がリスクを限定する(株式会社の)メカニズムがあるからこそ、デュポン、マイクロソフト、グーグルといった革新的企業が生まれ育ってきたのだ、という話が聞かれます。 しかし日本では、株主資本主義が不在でも、トヨタやキヤノン、ソニーといった世界に誇る企業が多数生まれ育っているではないか、という議論が成り立つかもしれません。そしてその成功体験をもった世代の経営者らが「株主経営」への移行に抵抗感を示すのは、自然な流れなきがします。 と
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