下図のように文章内に計算式を記述するケースを考えます。 計算式(1行目)の括弧の前後にあるアキが気になるので、ここを詰める方法を検討しましょう。 括弧の前後にアキが生じているのは『文字組みアキ量設定』(詳しくは《こちら》を参照)で『行中』の文字間が『50%(0%~50%)』と設定されているからです。 『行中』の値を『0%固定』に変更すれば1行目の括弧の前後は詰められます。しかし2行目の括弧の前も詰まってしまうので、その方法は採用できません。 この問題を解決するために正規表現スタイルを使用します。 括弧の前後のアキを詰める まずは動画をご覧ください。 正規表現スタイルの設定は以下の通りです。 上段は『(?<=[+-×÷=])(』に対して『前-ベタ』という名称の文字スタイルを適用するという設定です。 『(?<=[+-×÷=])』は「直前の文字が『+』『-』『×』『÷』『=』のいずれかであること