真っ暗闇の被災地に、全壊した書店の看板だけ明かりがついていた…なぜ? 83歳店主が込めた、ある決意 「がれきの下に今も1万冊が埋もれている」
先進7か国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の閉幕後、ろれつが回らない状態で記者会見した中川財務・金融相が17日夜、辞任した。 たった1日の間に、自らの進退についての発言を二転三転させる迷走劇。辞任後の記者会見では、飲酒による影響はなかったと強く否定してみせたものの、野党だけでなく自民党議員からも「早く辞めさせるべきだった」と批判の声が上がった。 同日午後6時20分頃、麻生首相に辞表を提出した中川氏は同7時過ぎ、東京・霞が関の財務省に姿を現した。 「何度もすみません」 この日の記者会見は、これが3度目。時折コップのお茶を口にする中川氏はどこか吹っ切れた表情だったが、16日の衆院財務金融委員会で「(酒を)飲んだのを『ごっくん』ということであれば、ごっくんはしていません」などと答弁した時の余裕は見られなかった。 中川氏はこの日朝、「与えられた仕事を一生懸命やっていく」と続投の意向を示しながら、昼
ベロベロ会見闇の中…中川財務相ヘロヘロ辞任 伊ローマでの先進7か国財務相・中央銀行総裁会議(G7)後、ろれつが回らない状態での記者会見が問題視された中川昭一財務相(55)が続投姿勢から一転、辞任した。後任は与謝野馨経済財政担当相(70)が兼務する。この日昼に「来年度予算案通過後」という条件付きの辞意表明を行ったが、与野党の猛反発を食らい、夜になって麻生太郎首相(68)に辞表を提出。会見直前の深酒疑惑も消えぬままの辞任劇は二転三転する“千鳥足”状態。前日に続投を指示しながら盟友を失った麻生首相はついに土俵際に追い込まれた。 「国会が少しでも円満にいくなら私が辞めた方がいいと考えた」。麻生首相の懐刀的存在の中川氏は辞表提出直後、辞任理由を疲れ切った表情でこう語った。続投に意欲的だったが、空転した国会を目の当たりにし、予算案成立すら危ぶまれると、辞任を決意。首相も慰留はしなかった。 辞任決断まで
「何だ、この会見は…」 15日夕、首相、麻生太郎は首相公邸のテレビに映し出された財務相兼金融担当相、中川昭一の映像を見て首をひねった。ろれつは回らず、目はうつろ…。「また鎮痛剤を大量に飲んだのか…」。首相は渋い表情を浮かべた。 中川は麻生の懐刀の一人だった。東京大法学部卒で旧日本興業銀行出身だけに経済・金融政策に明るく、麻生が平成19年秋の自民党総裁選で前首相の福田康夫に敗れた後、「まもなく大変な恐慌が世界を襲う。早く手を打とう」と経済政策のとりまとめを持ちかけたのも中川だった。 これが麻生が中川を財務相兼金融担当相に起用した理由だったが、1つ不安があった。腰痛持ちの中川は時々強い鎮痛剤を服用する。体調を崩したり、わずかな酒や別の薬と併用すると激しい副作用に見舞われ、酩酊(めいてい)状態となるのだ。中川は過去に酒にまつわる“前科”を残してきただけに「薬の副作用」とはなかなか信用してもらえな
中川昭一財務相の辞任や問題となったローマでの記者会見の模様を、米国や英国など世界各国のメディアは、早速伝えた。 米国では、MSNBCテレビなどが16日、中川財務相が批判を浴びていることを「サケ・プロブレム(酒問題)」と伝え、ロイターやAPなどの通信社は17日、中川氏の辞意表明を「人望のない麻生太郎首相への新たな打撃」などと速報した。 MSNBCはまた、記者会見の映像を流した後、女性キャスターが、「これが日本の財務相だ」と笑いながらちゃかしたうえで、「そんな国が、きょうクリントン国務長官が訪れている日本だ」とコメントした。 17日付の英紙インディペンデント(電子版)は、中川財務相の記者会見を「1970年代以来最悪の危機に直面している世界第二の経済大国のかじを取る責任者が、酒酔い運転だろうか」と伝えた。英BBC放送は同日、東京株式式場の下落を伝える際に、記者会見の映像をだぶらせ、キャスター自身
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