俳優業のほかテレビのバラエティー番組の司会者としても活躍した山城新伍(やましろ・しんご、本名・渡辺安治=わたなべ・やすじ)さんが12日、東京都内の特別養護老人ホームで亡くなった。70歳だった。 京都市出身。1957年、東映ニューフェースでデビューし、60年には子供向けテレビドラマ「白馬童子」の主役で人気を得た。70年代には東映のヤクザ映画「仁義なき戦い」シリーズに出演。75年、深夜の大人向け番組「独占!男の時間」(東京12チャンネル=現・テレビ東京)の司会を機にテレビのバラエティー番組に進出。「笑アップ歌謡大作戦」(テレビ朝日系)、「アイ・アイ・ゲーム」(フジテレビ系)など数多くの番組に司会や出演者として登場し、歯に衣(きぬ)着せない毒舌とテンポのある話術で活躍した。 最近は糖尿病を患ったことから、テレビ番組への出演はほとんどなくなっていた。