大阪・道頓堀の人気たこ焼き店「大たこ」の店頭で雨にぬれた傘を振り回したとして、大阪府警南署は14日、大阪府島本町百山、大阪市経済局職員、中川悦司容疑者(48)を威力業務妨害容疑で逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めている。 逮捕容疑は13日午後11時ごろ、大阪市中央区道頓堀1の同店で、「ここが日本一悪いことをしている店か」と文句を言って、傘を振り回し、鉄板上のたこ焼きをぬらして売れなくした、としている。南署によると、中川容疑者は当時酒に酔っており、男性従業員(22)が「客とトラブルになった」と110番通報した。 大阪市は大たこが市有地から数十センチ先の市道上に移動して営業を続けているとして、店舗の撤去を求めているが、中川容疑者の所属部署は撤去とは無関係。大たこは「私たちは話し合いを求めたのに、市側が一方的な主張をするから誤解を生んでこうなる。非常に残念」と話している。【安藤龍朗】