熊本県の阿蘇山では14日午前、噴火が発生し、噴煙が火口から2000メートルまで上がり、火口周辺で大きな噴石が飛んだことが確認されました。阿蘇山ではその後、噴火が連続して発生していて、気象庁は噴火警戒レベル3の「火口周辺警報」を発表して、中岳第一火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。 噴煙の高さが火口から2000メートルに達したのは、21年前の平成6年の噴火以来で、気象庁は午前9時50分に噴火速報を発表するとともに、今後も同じ規模の噴火が発生する可能性があるとして午前10時すぎに火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル2から入山規制を示すレベル3に引き上げました。 その後、気象庁が行った上空からの観測では、火口から北へおよそ1キロ、南東へ1.3キロの範囲で灰が降り積もるなどして、色が変わっていることが確認されたということです。また、火山灰は主に