dom_gov_team 2018年8月10日 JPNICからのお知らせ ■はじめに 内閣知的財産戦略本部によって、2018年6月に「インターネット上の海賊版対策に関する検討会議」が発足しました。今までに4回の会合を開催しています。会議は、慶應義塾大学の中村伊知哉教授、村井純教授という共同座長のもと、コンテンツ・出版業界、法曹、インターネット関連団体などから20名の委員で構成されています。JPNICもグローバルなインターネットの調整に関わる立場として参加しているため、本稿では、この検討会議と、それに関連するJPNICの取り組みを紹介します。 ■検討会議とそのスコープ 海賊版とは、著作物に関して正当な権利を持たないにも関わらず、権利者に無断で(したがって違法に)提供されるコンテンツです。近年漫画に関する海賊版の問題が大きく取りざたされています。特に大きな議論を呼んだのが、2018年4月に政府