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ブックマーク / ta26.hatenablog.com (9)

  • 平成30年版情報通信白書読書会/敗北の兆しと希望の消失 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    先日(8/6)、国際大学GLOCOMに於いて『平成30年版情報通信白書読書会』が開催されたので出席してきた。 イベントの概要 www.glocom.ac.jp 概観(感想) ◼︎ 明らかになってきた大変な現状 年のこのイベントは、ここ数年と比較して異例といっていいタイミングおよび環境下で行われた。というのも、白書が例年より早い段階でリリースされ、しかも、アマゾンで無料公開されたこともあり、一足早くそのデータの分析に着手してコメントを述べたブログが非常に大きな話題となり、そのこともあって、情報通信白書自体が『話題の書』となって、大量にアマゾンからダウンロードされることになった。 そのブログ(永江一石のITマーケティング日記)の記事とその後に飛び交った議論、および今回の説明をあらためて聞いた上で、見えてくる日のICTに関わる『現況』を一言でまとめれば、次のように言い表せるように思う。 『迫

    平成30年版情報通信白書読書会/敗北の兆しと希望の消失 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
    Barak
    Barak 2018/08/18
  • 杉田水脈議員の発言問題から見えてくる日本の分断と困難な未来 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■ 燎原の火の如く広がる批判 自民党の杉田水脈衆院議員による『新潮45』への寄稿文「『LGBT』支援の度が過ぎる」が多くの批判を集めている問題で、私も言いたいことは山ほどあるので、すぐに何か書いておこうと思ったのだが、少し自制して、どのような意見が出てくるかまずできるだけ見てみることから始めようと考え直した。というのも、この発言を巡る反応が『批判と擁護の複雑な諸相』となるであろうことはあらかじめ予想できたし、その『諸相』は来るべき近未来に、社会を大きく揺りうごかす問題への対応能力をはかる指標となると考えたからだ。また、それが私が最近非常に気にしている問題について述べるきっかけになるようにも思えた。 件は、先ず、名指しされた形の『LGBT』の怒りが燃え上がり、早速に大規模(5,000人!)なデモ隊となって、自民党部前に押し寄せた。加えて、寄稿文を読むと、子供を産んで国家に貢献できるかどう

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    Barak 2018/08/04
  • 教養のない実務家が跋扈する時代を終わらせるべき時 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■ 暴力志向は日人の国民性? 前回、日大アメフト事件に言及するにあたり、これが主として今だに残存する『昭和的価値/意識』に起因する問題であることを指摘しておいた。ここでは、昭和といっても、戦後の高度成長期以降の後期~末期の昭和を想定していた。では、その『昭和的価値/意識』は一過性で、ある時期に特徴的なものなのなのかと言えば、そうではない。少なくとも、先の戦争(太平洋戦争/日中戦争)における帝國陸海軍には、いたるところに同様の類型を見つけることができる。そのあたりの事情は、経営学者の野中郁次郎氏らの共著である『失敗の質―日軍の組織論的研究』*1 や評論家の山七平氏の一連の著作に非常にわかりやすくまとめてあるので、是非ご自分であたってみていただきたいし、私のブログでも何度となく取り上げてきたトピックでもあるから興味があれば読んでみて欲しい。 実のところこれは今では比較的よく知られた論点

    教養のない実務家が跋扈する時代を終わらせるべき時 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
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    Barak 2018/06/07
  • 風前の灯の「高品質日本」のイメージ - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ◾️優良企業の品質偽装事件 神戸製鋼所の品質データ改ざん事件は内外に非常に深刻な影響を与えている。偽装は非鉄金属のみならず、主力事業の鉄鋼にも及んでいることが判明しており、さらに別会社である建設機械の「コベルコ」等にも飛び火しているというから、特定部門に限定された問題ではない。しかも、OBの証言によれば、偽装は40年前から常態化していたということなので、そうなると、経営を含めて会社の体質自体の問題ということになる。偽装の悪影響を被る出荷先企業は500社を上回り、しかも顧客は海外企業にもおよび、訴訟の可能性も取りざたされており、直接的な損害だけでも 膨大な金額が積み上がる恐れがある。だが、それ以上に、顧客に対する信頼が失われたことによる将来の損害は計り知れない。もはや、神戸製鋼所は単独では生き残れないと指摘する向きもある。 ◾日企業の️高品質イメージを毀損してしまう 世界の市場がつながって

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    Barak 2017/10/29
  • 情報通信白書読書会/日本の問題はもっと深刻では? - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    先日(9/8)に国際大学GLOCOMに於いて「『平成29年版情報通信白書』読書会」が開催されたので出席してきた。少々遅くなったがレポートしておこうと思う。 概要は、以下の通り。 日時 2017年9月8日(金)14:30~16:30 講師 高田義久(総務省情報通信国際戦略局情報通信経済室長) コメンテータ 庄司昌彦(国際大学GLOCOM主任研究員/『情報通信白書』アドバイザリーボード) 会場 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 概要 国際大学GLOCOMは公開コロキウム『平成29年版情報通信白書』(総務省発行)読書会を開催します。編集を担当した総務省情報通信経済室の室長の高田義久氏にポイントを解説いただき、参加者と議論を深めます。 今年の白書の特集テーマは「データ主導経済と社会変革」です。データ主導経済下での社会経済活動の再設計・課題の解決等の展望をしています。第1章「スマート

    情報通信白書読書会/日本の問題はもっと深刻では? - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
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    Barak 2017/09/19
  • 日本のメディアはどうなってしまうのか - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■日のメディアの現状 元電通で、その後サイバーコミュニケーションのCEOもつとめた、長澤秀行氏編著の『メディアの苦悩 28人の証言』*1を興味深く読んだ。内容も面白いが、このの帯に書かれたコピーもふるっている。 『もう、メディアは何をやってもダメなのか?』 だが、これは少々言い過ぎだ。先行き不透明な環境下で苦闘するのはどのメディアでも同じだが、少なくとも現時点での相対的な勝ち組はいる。たとえば・・ Yahoo!
ジャパン ニコニコ動画 日経新聞 朝日新聞 テレビ ネットメディアでは、Yahoo!ジャパンが徹底した『品質管理』による信頼感を訴求することによって、ニュースメディアとして非常に大きなプレゼンスを誇っているし、つい最近、ニコニコ超会議3を大盛況のうちに終えた、ドワンゴのニコニコ動画もその存在感は揺るぎなく見える。その他にも、ニュースアグリゲーションサービスに分類される、『Gun

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    Barak 2014/06/04
  • 『「ネットの自由」VS.著作権』の重要な論点 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■福井健策弁護士の新著 骨董通り法律事務所の代表パートナー、福井健策弁護士の新著が出た、というので買って読んでみた。福井氏の著作はこれで(共著を入れて)5冊目ということになるのだろうか。以前の著作も、大変難しい問題についてポイントを整理して丁寧な説明がなされていて、とてもためになったとの印象があったのだが、今回の『「ネットの自由」VS.著作権』*1も、奇怪といっていいほど捩じれて、難しくなってしまった著作権関連の問題を俯瞰し、理解できるよう、実にわかりやすくまとめてある。法律関係者だけではなく、インーターネットサービス、コンテンツ制作等に従事する人・興味がある人は、是非読んでおくべきだし、一般のビジネスマンにとっても目から鱗が剥がれる思いをすることは請け合える。 ■TPPの理解がきっかけ? それにしても、あらためて、この著作権という領域はインターネット時代をある意味で象徴する存在であること

    Barak
    Barak 2012/11/05
  • ソーシャルメディアの過渡期/メディアにどう向えばいいのか - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■2012年上半期の総括 ふと気づくと2012年ももう半分過ぎている。もうそろそろ上半期総括が出てもおかしくないような時期だ。当に毎日が飛ぶように過ぎていくから、そんなことは普段は考える余裕もないのだが、せっかく思いついたので、総括とまでは言わないまでも、この2012年の前半自分が一番気になるトレンドは何なのか振り返ってみようと思い立った。もちろん、格的な総括をやれる準備も心構えもないから、あくまで『直感』にしか過ぎないのだが、それでも一旦考え始めると結構色々なことが頭をよぎるから不思議なものだ。そうしていくつか絞り込んでいく中で、これは一度ブログに取り上げるなりして、考えておいてもいいかもしれないと思ったキーワードが、『ソーシャルメディアの過渡期』である。 もっとも、こんな漠然とした設定では、勃興期から常に激動の中にあるのがソーシャルメディアなのだから、いわば『いつでも過渡期』と言っ

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    Barak
    Barak 2012/07/17
  • 新次元に入った『厳罰化』問題/ルールとルールの戦争 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■あっさりと採決された『違法コンテンツダウンロードの厳罰化』法案 世間を、というより、ネット世論を非常に騒がせた『違法コンテンツダウンロードの厳罰化』法案は、反対の声も空しく、結局強引に採決が行われた。件は、対象者があまりに多い割に、対象者の側(多くの中高生を含む)の理解は決して進んでいるとは言えず、場合によっては社会に深刻な悪影響が及びかねない懸念もあり、公聴会等の手続きを何度も経る等、いつも以上に慎重であって欲しいと思っていたが、残念ながらいつも以上にあっさりと採決が行われてしまった。 違法ダウンロード厳罰化によって何が起こるか予想してみた:見て歩く者 by 鷹野凌 ■日の困った現状 この数年というレンジで見ても、IT・インターネットの市場や業界を間近に見る機会に恵まれている立場から言えば、日の法律はインターネット世界で起きている現実に明らかにキャッチアップできておらず、日の企

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    Barak 2012/07/02
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