もうこんなニュースにも慣れっこになってしまって、もうほとんど誰も「騒いで」いない。「慣れっこ」というより「無感覚」になっているのかもしれない。この5月の、「遺跡が、遺跡が、遺跡が、遺跡がぁぁぁぁぁぁぁ」調の(人間の被害を無視しての)感情的な記事の連発が、嘘のように遠い。 ISISによるパルミラの破壊がさらに進む……今度は「記念門」が爆破された。 http://matome.naver.jp/odai/2144401376312972901 今一度、この本を読み返すべきタイミングなのかもしれない(何度目かの)。 よい書評がある。 http://hayamonogurai.net/archives/22 この本においてもっとも切実に、何度も語られるのは、「なぜ、アフガニスタンにはイメージ(映像)がないのか?」という問いだ。イメージを奪われ、あらゆる意味で顔を失った、アフガニスタンという国家。こ
![パルミラの遺跡がまたもや破壊され、マフマルバフの言葉を思い出すが、私は無力である。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5ad3932e2d079a6269f606dd581dbd6155387b9c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnofrills.up.seesaa.net%2Fimage%2Fogp_image.jpg)