最高裁第一小法廷平成21年6月29日決定で、判例時報2071号159頁以下に掲載されていました。上記①については消極(窃盗罪不成立)、②については窃取したものについてのみ窃盗罪が成立するという判断が示されています。 判例時報のコメントでも指摘されていますが、平成19年に、体感器を用いてパチスロ機から不正にメダルを取得した事案について、最高裁が窃盗罪が成立するという判断を示していて、その場合は、体感器操作によるものかどうかを問わず、管理者の意思に反する占有侵害という点が重視され、メダル全体について窃盗罪が成立するとされていました。それに対し本件で最高裁は、いわゆるゴト行為によらず「被害店舗が容認している通常の遊戯方法により」習得したメダルについては窃盗罪は成立しないものとし、混在については、窃取したものに限られる(混在した中の一部にとどまる)としています。 混在している中の一部について窃盗罪
テレビで民主党政権による<事業仕分け>を見ていたら、宝くじ事業を取り上げていた。私は、その内容について云々するほどの知識は待ち合わせていないが、驚いたのは、仕分け委員が、それがさも当然であるかのように、宝くじのことを<庶民の夢>と表現したことである。官僚機構が、庶民の夢を食い物にしている、というような文脈だったと思う。 私は、激しい違和感を覚えた。仕分け委員は、むろん、議員か議員によって任命された識者である。そのような人にとっては、宝くじが<庶民の夢>であるという前提概念が存在するようである。なるほど、政治家と一般選挙民の意識は、ここまで乖離しているのか、と暗澹たる心境になった。 ところが、その晩、テレビ朝日の「報道ステーション」を見ていて、私は更なる違和感に苛まれることになった。私は、この番組が嫌いではない。何年か前に、VTRで出演したこともある。各局が流している夕方や夜のニュースショー
木村盛世(きむら もりよ、1965 - )は日本の医師・厚生労働医系技官、ノンフィクション作家。 著書・マスコミ等で積極的に意見を発表している。2009年5 月28日「参議院予算委員会集中審議」において新型インフルエンザ対策への内部批判を行った。これらの歯に衣着せぬ発言により、女性官僚として一部メディアで注目された。ノンフィクション作家としても活動。
ムネオ日記 2010年5月24日(月) 昨日、鳩山首相が沖縄に行き、仲井真知事と会談した。普天間移設問題に関し、移設先を名護市辺野古周辺にすると正式に申し入れた。 仲井真知事は「大変遺憾で、極めて厳しい」と述べている。稲嶺進名護市長は「断固反対だ」と、受け入れ拒否の姿勢を明確にしている。 移設を受け入れるか受け入れないかと問われたら、私も「受け入れない」と言う。しかし、日本、極東の平和と安全を維持するにはどうしたらよいのかを、併せてトータルで考えるのが、責任ある政治ではないか。 鳩山首相が、選挙前から、そして選挙中も「県外、国外」と強調していたのは正しい認識である。その思いを持って、総理になってからも努力してきたが、米国の考え、国内の事情で、自民党政権時に合意した案になっただけである。 「県外、国外」と言ったのは、沖縄の負担を少しでもなくしたい、いや、沖縄の皆さんにだけ負担をさせるのは申し
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