殺処分受け入れへ=種牛農家、知事と面談−宮崎口蹄疫 殺処分受け入れへ=種牛農家、知事と面談−宮崎口蹄疫 宮崎県の口蹄(こうてい)疫問題で、飼育する種牛6頭のワクチン接種と殺処分を拒否してきた同県高鍋町の畜産農家、薦田長久さん(72)が16日、東国原英夫知事が前日に伝えた殺処分要請に回答するため、県庁を訪れた。薦田さんの家族によると、「知事の指示に従う。みんなに迷惑がかかる」と話していたといい、要請を受け入れるとみられる。 薦田さんは、飼育する家畜のうち種牛以外の殺処分やワクチン接種は受け入れたが、種牛6頭については一貫して拒否。県も、6頭を無償で譲り受けて延命させる特例措置を国に求めてきた。 しかし、国はこれを認めず、知事も口蹄疫問題全体の終息を優先するため、15日に方針を転換。薦田さんに殺処分を改めて要請した。(2010/07/16-11:30)