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ブックマーク / somethingorange.net (48)

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    RanTairyu
    RanTairyu 2010/12/23
  • たとえ世界があなたを見捨てたとしても。 - Something Orange

    星守る犬 作者: 村上たかし出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2009/07/07メディア: 単行購入: 35人 クリック: 368回この商品を含むブログ (194件) を見る 「また見てるのか…… 「星守る犬」だな 「守る」ってのは「じっと見続けてる」っていう意味 決して手に入らない星を物欲しげにずっと眺めてる犬のことだよ 慣用句で「高望みをしてる人のこと」を指すらしい 手に入らないものなど 眺めてるだけ無駄なのに」 叶うことなら訊ねてみたい。 どうして、と。どうしてですか、おとうさん、と。どうしてあなたはほかの道を選ぶことができなかったのですか、と。 村上たかし『星守る犬』は、病を抱え、余命いくばくもない「おとうさん」と愛犬の、短い旅のお話。 物語は、その旅のおしまい、ふたりがものいわぬ亡骸と化して発見されるところから始まる。 鑑定の結果、ひとは死後一年から一年半、犬は死後三ヶ月と

    たとえ世界があなたを見捨てたとしても。 - Something Orange
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    RanTairyu 2009/07/10
  • 愛にひざまずいたりしない。 - Something Orange

    恋愛漫画の話が出ているので、この作品にふれておこうと思う。 あらゆる恋愛漫画のなかでも、不朽の名作だとぼくがかってに思っている吉村明美『麒麟館グラフィティー』である。 過去に何回かふれたことがあるが、詳しく紹介したことはなかったように記憶している。しかし、これは読むに値する作品である。もう二○年も前のものだし、特別有名というわけでもないが、それでも実に稀有な作品だと思う。 物語は、初めは平凡なラブコメディのように始まる。容姿、才能、実力、すべてを兼ねそなえた完璧な男、秀次のもとからの菊子が逃げ出すところから開始するのだが、この時点ではごくありきたりの恋愛ものとしか見えない。 ところが、ある衝撃の事実があきらかになる辺りから風向きが変わってくる。その事実とは、秀次が菊子に暴力を振るっていたこと。何もかも完璧に見えた男は、実はに平然とドメスティック・バイオレンスを行う冷血漢だったのだ。 そ

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    RanTairyu 2009/07/06
  • お前の紹介した漫画がつまらなかったらどうするんだ問題。 - Something Orange

    某知り合いから「漫画レビューサイトは煽りすぎっショ」と言われました。俺みたいな「漫画はいいとこ探し」という考え方もいいとは思う。ただ、その漫画のいいところだけを切り取って伝え続ける漫画レビューはどうなんだと。それを見て買ってみてからガッカリする人間もいるんじゃないかと。 「漫画レビューサイトって何がしたいんだろうね・パート2 - Σ無駄話」 あー、ねえ? 漫画書評サイト一般が煽りすぎかどうかはともかく、「Something Orange」は間違いなく煽りすぎていますね(笑)。ぼくも自覚がないわけじゃないんだ。 もっとも、ネットで漫画を紹介するようになってそろそろ十年以上になるのに、「お前の紹介した作品がおもしろくなかったぞ。どうしてくれる」という苦情は受け取ったことがありません。 そういう被害者がいないとは思えないから、皆、泣き寝入りしているのでしょう。可哀想に。 冗談はともかく(冗談だよ

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    RanTairyu 2009/05/16
  • 戦争反対のための戦争アニメはありえるか? - Something Orange

    いつも楽しく読ませていただいている「文芸ジャンキー・パラダイス」4月28日の日記より。『ガンダム』の話。 「戦争アニメのガンダムを誉めるのは、サイトの主旨と矛盾しているのでは?」と違和感を持たれる方もおられるかと思います。僕がガンダムにハマるのは、作中で戦争を美化することなく、戦いの虚しさを描いているからです。主人公を含め多くの人物が戦争をやめたがっているのに、戦火の渦に巻き込まれていく悲しみがそこにあるからです。 ひとの価値観に文句を付けるつもりはないが、こういう意見には違和感がある。というのも、『ガンダム』は十分戦争を美化していると思うんだよね。 だって、ガンダムかっこいいじゃないですか。ガンダムがザクをやっつけると、わくわくするじゃないですか。そういう興奮、カタルシスは、単純に反戦思想には回収し切れないもので、『ガンダム』の、あるいは戦争ロボットアニメ(及び小説漫画)の魅力は一にそ

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    RanTairyu 2009/04/30
  • 『無痛文明論』批判。 - Something Orange

    無痛文明論 作者: 森岡正博出版社/メーカー: トランスビュー発売日: 2003/10/16メディア: 単行購入: 3人 クリック: 63回この商品を含むブログ (55件) を見る 非常におもしろいだったので、もう少し考えてみよう。 無痛文明論とは、もっと気楽に生きたい、不快なことを避けたい、という「身体の欲望」が導き出す「無痛文明」を敵視し、「生きるよろこび」を再生させようとする思想であった。 しかし、『無痛文明論』一巻を読み終えたとき、ぼくは何か割り切れない、もやもやしたものを感じざるをえなかった。知的だとは思う。明察だとも感じる。ただ、そのおしつけがましさが我慢ならないような気がしたのだ。 無痛文明論では、はっきりと苦痛を乗り越え「生きるよろこび」を謳歌する人生が良い、と定義されている。無痛文明に浸りきり、日々怠惰に無自覚に生きることは口をきわめて非難される。 無痛文明に浸ること

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    RanTairyu 2009/04/02
  • 『無痛文明論』。 - Something Orange

    無痛文明論 作者: 森岡正博出版社/メーカー: トランスビュー発売日: 2003/10/16メディア: 単行購入: 3人 クリック: 63回この商品を含むブログ (55件) を見る 読んだ! 例の「草男子」で妙に有名になってしまった人文学者森岡正博が、二○○三年に上梓した文明論である。 いやあ、これはおもしろかった。哲学書に対して「おもしろい」とは必ずしも褒め言葉にならないかもしれない。しかし、それでもなお、このに対しまず出てくる言葉は「おもしろかった!」というひと言に尽きる。 全編スリリングな洞察に満ち、リズミカルな文体のおかげもあって、四五一頁を一気呵成に読むことができる。とにかく、これだけの分量を一気に読ませる哲学書というものは、それだけで貴重だといえるだろう。 書でまな板の上に乗せられるのは、現代社会の行き着く先に待つとされる「無痛文明」である。無痛文明とは何か? それはひ

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    RanTairyu 2009/04/01
  • 「業」を抱えて生きるということ。 - Something Orange

    「この国はとっくにおしまいですよ。誰もが気づいてるのに誰も何もしようとしない。どうしようもないよ。(中略)こんな国、一度滅んでしまった方がいい。」 『日沈没』 つい今年のベストには入れ忘れてしまったが、小松左京×一色登希彦の『日沈没』は2008年を代表する傑作だった。 その内容は30年前に書かれた小松の原作を下敷きにしてはいるものの、骨格から肉付きまで改変されており、実質はほぼ一色のオリジナルといっていいだろう。 日沈没の時期も70年代から現代に移し変えられていて、「日列島が沈没すること」は全く新たな意味をもって読者に迫ってくる。 上記はその『日沈没』の冒頭に出てくる台詞である。破滅的ともいえる内容だが、日という国がどこか行き詰まってしまったいま、ある種の共感を覚えるひとは少なくないのではないか。 しかし、現実には日が沈んでしまうことはない。どんなに頽廃しているとしても、ぼく

    「業」を抱えて生きるということ。 - Something Orange
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    RanTairyu 2008/12/31
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    RanTairyu 2008/12/30
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    RanTairyu 2008/12/12
  • 『Landreaall』に見る対等な関係性。 - Something Orange

    Landreaall 13 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) 作者: おがきちか出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2008/11/25メディア: コミック購入: 13人 クリック: 49回この商品を含むブログ (66件) を見る まだ興奮が収まらないので、今日も『Landreaall』の記事を書きます。 そのようなノブレスオブレージに溢れる気高さにしびれるが、、、、それ以上に、この作品が、もう目から鱗が落ちるくらい、素晴らしいのは、それによってないがしろにされる商人であり平民のライナスらが、フリンジという貧民街出身のフィルらが、同じくらいの高貴な意思を持って、誇りを持って、その気高き騎士道に、貴族としての心意気に対峙しているんだ。この機能の差を持ちながら、それでも自らの役割にコミットし組織の目的を見据える誇りこそ、真の対等というものだ。 素晴らしい、、、ただ単にエリートや指

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    RanTairyu 2008/11/29
  • 『Landreaall』のすばらしさを全力で語ってみる。 - Something Orange

    Landreaall 13 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) 作者: おがきちか出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2008/11/25メディア: コミック購入: 13人 クリック: 49回この商品を含むブログ (66件) を見る 出た! 買った! 読んだ! 現代日屈指のファンタジィ漫画『Landreaall』待望切望熱望の第13巻である。 いやあ、この巻はおもしろかった。もちろん、どの巻も皆充実しているんだけれど、この第13巻はいままででもベスト。あまりにもあまりにもおもしろかったので、ひさしぶりに詳しく感想を書こうと思う。 忘れられがちな事実だと思いますが、「Something Orange」は書評サイトです。 未読の方のためにあらためて説明しておくと、この作品の主人公はアトルニア王国王家の血をひく少年、DX・ルッカフォート。 しかし、この巻にはDXはほとんど登場しない

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    RanTairyu 2008/11/27
  • 「読み」を共有しよう。 - Something Orange

    今日したことを書く。 自分で思ったことをブログに書く。 見つけたニュースを紹介する。 「読んでもらいたい」「知ってもらいたい」「感想が欲しい」「情報を広めたい」などなど、ネットにアウトプットする理由はさまざまであれ、結局のところ発信者と受信者で共有知を形成する行為だと思っているのです。 「ネット上で発信することは、共有知を形成する行為」 書評サイトも一種の共有知だといえるかもしれない。 「書評」というと、一方通行に情報を送りつけるイメージだけれど、じっさいにはネットでの「書評」は双方向的な性質を兼ね備えている。 あるひとがある作品の書評を書けば、何かしら反応が返ってくることは多い。それはかならずしも同じ意見のもち主からの共感のメッセージではなく、異なる「読み」のもち主からの異論や反論だったりすることもある。 しかし、そういう複数の「読み」を参照することで、ぼくらは、ひとつの作品を多角的に眺

    「読み」を共有しよう。 - Something Orange
    RanTairyu
    RanTairyu 2008/05/28
    「 「読み」を共有しよう。より深く、よりに豊かに、そして、より「広く」読むために。」
  • 本格ファンタジィの傑作! ロイス・マクマスター・ビジョルド『チャリオンの影』 - Something Orange

    チャリオンの影 上 (創元推理文庫) 作者: ロイス・マクマスター・ビジョルド,鍛治靖子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2007/01/30メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 99回この商品を含むブログ (66件) を見る チャリオンの影 下 (創元推理文庫) 作者: ロイス・マクマスター・ビジョルド,鍛治靖子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2007/01/30メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 33回この商品を含むブログ (53件) を見る 上下巻に分かれた作品であるが、上巻を読み終える前に確信していた。傑作である。 作者ロイス・マクマスター・ビジョルドの名前を知っているひとは、それほど多くはないだろう。アメリカでは大人気の作家だが、日ではそうでもない。 すでに数多くのが翻訳されているとはいえ、未だ知るひとぞ知る、というポジションだと思う。 しかし――チャ

    本格ファンタジィの傑作! ロイス・マクマスター・ビジョルド『チャリオンの影』 - Something Orange
    RanTairyu
    RanTairyu 2008/03/27
    []「 すでに翻訳も済んでいることだし、近日中に読んでみるつもり。『チャリオンの影』を上回る傑作を期待して」
  • 多様性健忘。 - Something Orange

    寛容のレシピ―オーストラリア風多文化主義を召し上がれ 作者: アルグラスビー,Al Grasby,藤森黎子出版社/メーカー: NTT出版発売日: 2002/03メディア: 単行 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る 「寛容のレシピ」。 多民族国家オーストラリアにおける多文化主義の解説書です。 非常に平易な文体で簡潔に書かれているので、だれにでも理解できるでしょう。タイトルからもわかりますが、スペシャリスト向けの専門書というよりは、一般向けの啓蒙書ですね。 書によると、人口のほとんどが移民と移民の子孫から成るオーストラリアはアメリカを上回る他民族国家です。そして、そのために無残な差別が横行してきました。 最もひどい犠牲をこうむったのは現地人のアボリジニですが、イタリア人や中国人なども差別の標的になった歴史を抱えています。 この現実をどのように克服していけばいいのか? そ

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    RanTairyu 2008/03/17
    []「 多様性を抹消したラベリングを用いながら、いかに多様性を忘却せずにいるか? ここらへんがいまの課題で」
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    RanTairyu 2008/03/05
    「 物語は続く。」
  • イスラムと対立するもの。 - Something Orange

    ヨーロッパとイスラーム―共生は可能か (岩波新書) 作者: 内藤正典出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2004/08/20メディア: 新書購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (38件) を見る ここで注意しなければならないのは、西洋文明とキリスト教という宗教文明の関係である。イスラーム世界との共生が困難だという言説は、今日の西欧世界に広く流布している。日でも、イスラームが世界の紛争の種になるのは、イスラーム対キリスト教、イスラーム対ユダヤ教の怨念の集積によるものだという説明を聞くことがしばしばある。 しかし、宗教対立が根底にあるのだという説明では、現代世界で起きているイスラームとの緊張関係の原因を解明することはできない。イスラームが異議を申し立てている相手は、むしろキリスト教という宗教文明の規範から離れた後に成立した西洋近代文明なのである。スカーフ問題を見ればすぐに

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    RanTairyu 2008/02/15
    「 最高の対策は、とにかく、相手の話を聞くということに尽きる。しかし、これがいちばんむずかしいのだろう」
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    RanTairyu 2008/02/15
    []「 結論。文句なしの名著である。動物好きの方にオススメ。いままで動物にも生物にもあまり興味がなかったぼ」
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    RanTairyu 2008/02/05
    「 ぼくももう少し勉強しないとね。」
  • 桜庭一樹転生。 - Something Orange

    桜庭一樹さんが直木賞を受賞したそうで、どうもおめでとうございます。 いままでの「知るひとぞ知るポジション」から一気に抜け出したかたちですが、しかし、おかげでライトノベルの新刊が出る可能性はさらに下がったと見て良いでしょう。 せめて既刊の『荒野の恋』、『GOSICK』だけは完結させてほしいところ。 GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫) 作者: 桜庭一樹,武田日向出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2003/12メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 357回この商品を含むブログ (318件) を見る 荒野の恋〈第1部〉catch the tail (ファミ通文庫) 作者: 桜庭一樹,ミギー出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2005/05メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 44回この商品を含むブログ (185件) を見る いまでこそ各方面から高い評価を得てい

    桜庭一樹転生。 - Something Orange
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    RanTairyu 2008/01/17