参院選の「1票の格差」を巡る訴訟で、最高裁大法廷は17日、違憲状態との判断を示すとともに、「都道府県を単位とする選挙区を改める必要がある」と、現行の選挙制度の具体的な問題点に初めて言及した。選挙制度の見直しを求める異例の指摘をした前回の大法廷判決から4年余り。再三の是正要求にもかかわらず抜本的な改善に向けた動きをみせない国会に、司法が"最後通告"を突きつけた形だ。大法廷は前回07年参院選を巡る
参院選の「1票の格差」を巡る訴訟で、最高裁大法廷は17日、違憲状態との判断を示すとともに、「都道府県を単位とする選挙区を改める必要がある」と、現行の選挙制度の具体的な問題点に初めて言及した。選挙制度の見直しを求める異例の指摘をした前回の大法廷判決から4年余り。再三の是正要求にもかかわらず抜本的な改善に向けた動きをみせない国会に、司法が"最後通告"を突きつけた形だ。大法廷は前回07年参院選を巡る
2012/2/1411:58 並立制・併用制・連用制(上) 大屋雄裕 今は昔のことだが、大御所先生が当時刊行したばかりの憲法の教科書で勉強していたところ、小選挙区比例代表並立制と併用制の区別がまったくできていない記述に出くわして仰天したことがある。政権交代から選挙制度改革へとまさに進んでいる時期だったにもかかわらず、というのは選挙制度というのが所詮は技術的な問題に過ぎないと軽視されていたということなのか、それだけこのあたりの違いがややこしいということなのか(その後の版では修正されている)。最近は衆議院の定数是正にからんで小選挙区比例代表連用制の導入という話題が出ているが、相変わらず制度の中身を理解せずに議論している人があちらこちらにいるのを見ると、やはり後者なのかもしれない。 ■連用制ここがおかしい? というのは産経新聞が前回総選挙のデータを基礎にした試算を公表し、連用制では一票の価値に大
民主党の参議院では、参議院改革の検討を始めたようです。時事通信と朝日新聞が配信しました。記事によると、一票の格差が問題となっている選挙制度の変更に着手し、全国を11のブロックに分け、議員を選出する案など3案を示したようです。 この記事を読んでまず感じたことは、「選挙制度を単なる数合わせとしか考えていない」「選挙制度を変えるための前提が議論されていない」ということです。 どういうことか。 参議院選の一票の格差は5倍を越え、これは憲法が規定する法の下の平等が保障されていないという点で問題とされています。僕も大問題だと思います。 今回、民主党の参議院が示した3案のうちA案を除いて、この一票の格差を解消することだけを念頭に検討をしていて、「選挙制度を単なる数合わせとしか考えていない」ということです(A〜C案についての玄太の解説は、下記参照)。 一票の格差を解消することは簡単だし、選挙制度を変える必
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