国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(本部ニューヨーク)は19日、アサド政権による反体制派弾圧が続くシリアについて、武装した反体制派グループが政権支持者や治安部隊のメンバーに対し、虐待や拉致などの人権侵害を行っているとする報告書を発表した。 同団体は反体制派「シリア国民評議会」などに対する文書で「政権側の激しい弾圧を考慮に入れても、正当化されるものではない」と非難した。人権侵害には治安部隊メンバーや市民への「処刑」も含まれるとしている。 報告書は昨年3月の反政府デモ本格化から1年に合わせてまとめられた。(共同)