ロンドン(CNNMoney) 優秀な人材を育て、呼び寄せ、引き留めておく「国際人材競争力指数」の世界ランキングがこのほど発表され、スイスが世界一に輝いた。フランスやシンガポールに拠点をもつ経営大学院インシアード(INSEAD)が発表した。上位は欧州の国々が独占し、9位に米国が入った。 今回新設された指標では、教育や政策、生活の質など全48項目に基づき、世界103カ国に順位をつけた。 スイスは全項目で高い評価を得ているが、特に高等教育に注力する姿勢が高い評価を受けた。2位に入ったのはシンガポール。成長戦略や人材獲得戦略が明確になっている点が評価された。 この指標には、グローバル企業の人材獲得にあたり、優秀な才能を集めやすい国を選ぶ目的で作られたという側面もある。インシアードの学長を務めるイリアン・ミホフ教授は声明で、「企業が求めるスキルと現地労働市場が提供できるものの間には、大きな乖離(かい