長女に「国民年金なんか払うな。俺は厚生省で年金のスペシャリストだったんだ」 今週1番の注目記事は「週刊朝日」の「正妻が告発!『脱法重婚』で妻2人 元国税庁長官に脱税疑惑」だ。脱税疑惑を指摘されているのは大武健一郎(65)。財務省主税局と国税庁で一貫して税制改革に携わり、「税と社会保障の一体改革」と「国民総背番号制」を唱え、今の消費増税案の礎を築き上げ、国税庁長官にまで上り詰めた御仁で、告発したのはその妻・満里子(61)である。 大武は2005年7月に国税庁長官を退官し、数々の天下りを経て、多くのメディアにも出ている財務省の大物OB。満里子はこう訴える。 「夫は退官後も公人です。公人の妻として、税金を払ってくださっている国民の皆さまに今、真実を知って頂くのは、私に与えられた責務だと思いました。手帳、通帳、確定申告などを調べた結果、官僚時代に給与外所得(講演料、原稿料等)を数百万円も過少申