大手コーヒーチェーンの「スターバックス」は、16日、ヨーロッパなどの事業を統括する本社を、オランダのアムステルダムからイギリスのロンドンに移転すると発表し、イギリスで法人税を適正に支払ってこなかったという批判をかわすねらいがあるものとみられます。 発表によりますと、スターバックスはヨーロッパと中東、それにアフリカの事業を統括する本社を、ことし中にオランダのアムステルダムからイギリスのロンドンに移転するとしています。 スターバックスは、イギリスで挙げた利益を、ブランド使用料などの名目でオランダなど税率の低い国に移すことで、法人税を適正に支払ってこなかったと批判されたことから、去年からイギリスで法人税を支払っています。 移転の理由について、スターバックスは「ヨーロッパ最大の市場であるイギリスに本社を置くことは、成功するために重要だ」と説明していますが、移転後はイギリスでの納税額が増える見通しだ