出資者「国」でもチェック機能ゼロのカバナンスで拡大する10億円の赤字:60億円利益相反官製映画会社ALL NIPPON ENERTAIMENT WORKSの3年間 本来、公的資金の運用には通常の会社以上のガバナンスがあって然るべきである。 2014年10月27日、海外展開クールジャパン事業として設立された国策映画会社ALL NIPPON ENTERTAINMENT WORKSが設立から3年を迎えた。 しかし「クールジャパン」の名の下、本来ある公的資金運用ルールに違反する形で官製ファンドの産業革新機構と経済産業省が密に連携し100%子会社の映画会社を設立し、国民財産の投資に認められた公益性、成長性、革新性が何一つ達成されないにも関わらず、身内が身内をチェックするという不適切な企業ガバナンスで平然と60億円もの公的資金を運用している。 当然、国民の財産を出資する官製株式会社の経営を監視するため