大量に処分されてきた小型の家電製品に含まれる貴金属やレアメタルなどのリサイクルを進める新たな制度が来月1日から始まります。 しかし、回収に当たる自治体は3割にとどまる見通しで、制度を進めるには、いかに参加を広げていけるかが大きな課題となっています。 使用済みの小型の家電製品には、鉄のほか、貴金属やレアメタルなどの希少な金属が含まれていて、これまで一部の自治体や業者が回収や処理に当たってきましたが、ほとんどの自治体の処理施設では希少な金属を取り出すことが難しく、業者が処理するには自治体ごとに許可が必要だったため、大量の回収や処理が進んでいませんでした。 環境省の試算では、1年間で使用済みになる小型の家電製品は65万トンで、およそ844億円分の金属が含まれていますが、大半が埋め立てられむだになっていたため、来月1日から新たなリサイクル制度が始まることになりました。 新たな制度では、自治体が小型