新入部員の歓迎会でバーベキューをする東京農工大狩り部員たち。イノシシ肉、豚肉、牛肉を食べ比べた=東京都府中市、仙波理撮影2012年3月下旬から狩猟合宿で訪れた北海道西興部村猟区で鹿を狙う部員=東京農工大狩り部提供2012年3月下旬から狩猟合宿で訪れた北海道西興部村猟区で「止め刺し」の指導を受ける部員(右)=東京農工大狩り部提供 【石川瀬里】狩猟免許を取り、わなや銃で獲物の仕留め方を学ぶ学生集団がある。東京農工大(東京都府中市、小金井市)の「狩り部」。全国的にも珍しい部活動という。他大学の学生を含めて部員は約30人。食害などで崩れていく生態系を間近に見ながら、狩猟現場で動物の命に向き合い、抱くのは「感謝」だ。 29日、東京農工大府中キャンパス。狩り部の部員が鹿の角を輪切りに加工していた。環境省が8月3日に宇都宮市で開く「狩猟の魅力まるわかりフォーラム」にブースを出し、角を使ったストラップ