明暗を分けた運命の決断 スコット極点隊 全滅へのカウントダウン 前編 左: Robert F Scott(1868-1912) 右: Roald Amundsen(1872-1928) 今からまさにちょうど100年前となる、1911年12月14日。 アムンセン率いる5人のノルウェー人たちが人跡未踏の南極点に到達した。 長年にわたって準備を重ねてきた英国隊であったが、突然参入してきたノルウェー隊との 「南極点到達レース」に巻き込まれ、いとも簡単に敗れ去った。極点からの帰り道。 失意の英国隊をさらなる悲劇が襲う。 英国隊はなぜ、極点レースに敗れたのか。 今回のサバイバーは前編・後編に分けて、英国隊の足取りを詳細に追ってみることにする。 不吉な挑戦状 「われ、南極に向かわんとす」 オーストラリアのメルボルンに寄港したロバート・F・スコット大佐(当時42)を待ち受けていたのは、一通の不愉快な電
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