自分で身を守る力を、付属池田小で全国初「安全科」授業(読売新聞) 2001年6月に児童殺傷事件が起きた大阪教育大付属池田小(大阪府池田市)が今年度から、防犯や防災、交通安全などを幅広く学ぶ授業「安全科」を全学年で始めた。 教科として安全教育を行うのは、全国で初めて。事件後、「子供をいかに守るか」を模索してきた同校教員らが「自分で身を守る力の育成が欠かせない」と考えをまとめ、全校で取り組むことを決めた。 授業の内容から今年度中に冊子などを作り、全国にノウハウを発信する。 同校では事件後しばらくは、児童らが惨劇の記憶におびえ、「知らない人についていかない」といった言葉さえかけられなかったという。04年4月に改築された校舎に入ってから、ようやく総合学習の時間などに、地域の安全マップ作りやいざというとき駆け込める「110番の家」を学ぶといった防犯教育に少しずつ取り組んできた。 「子供たちもいつかは