昨年6月の内山斉・読売新聞グループ本社前社長の退任をめぐる週刊誌報道について、読売新聞グループ本社が「事実無根の記述がある」として記事の訂正を求めたのに対し、週刊ポスト、週刊現代、週刊朝日の3誌は、それぞれ「真摯(しんし)に受け止める」などと回答した。 問題の記事が掲載されたのは、昨年11月に発売された週刊ポスト12月2日号、週刊現代12月3日号、週刊朝日11月25日号。 週刊ポストは、昨年6月の内山氏の退任に「裏事情があった」などとして、〈1〉建設中の新社屋に渡辺恒雄会長が印刷施設を作るよう指示したことに内山氏が反対した〈2〉新社屋の「ナベツネ専用フロア」の設置を内山氏が却下した〈3〉1000万部維持を求めた渡辺会長と慎重論を唱えた内山氏の間に路線対立があった、などと記述した。 週刊現代も、内山氏の退任理由は「1000万部体制の路線対立だった」などと記述。週刊朝日も「東日本大震災後、落ち